前記事にてAmazonでポチる時に打ち込み式のサイレンサーアダプター成る物がよく一緒に購入されている商品として出ていました。
10年前にP99FSが販売された時はネジ部が斜めに付いてるだのって話も合って、打ち込み式でまっすぐ付くのか非常に心配でした。
結局打ち込み式のサイレンサーアダプターは一緒に購入せず自力で何とかすることにしました。
打ち込み式は打ち込むとスライドから外せなくなるとか、スライドにはめた状態で打ち込まないといけないとか・・・
アダプターの固定方法とか固定長とかが気に入らないので自力でM14逆ネジ使用に変更しました。
最終的なサプレッサー取り付け状態がこちら。

この部品を自作部品に取り替えます。
3Dプリンタでパーツを作ろうかと思ったのですが、他のメンバーが使っていて手元に無かったのと、誰でも同じことができるように今回はパテ盛で作りました。
材料・KM M14mmジョイントSAAD 逆ネジ⇔逆ネジ(だったと思う。ずいぶん前に買って正確な型番不明)
・ステンレスパイプ、外径9.5mm、肉厚0.5mm(ホームセンターで購入。内側の継ぎ目が大きいものはNG)
・セメダイン エポキシパテ、プラ用(何年か前に使った残り)
・セロハンテープ(工作の基本!)
工具・金ノコ(パイプ切断用。パイプカッターではステンレスパイプは切れなかった)
・万力(パイプ切断時。あれば。)
・ヤスリ(パイプ断面の整形、M14ジョイントの整形)
・先の細いプラスドライバー(P99分解用)
・硬いピン(P99分ピン抜き用、精密ドライバーで代用した)
・ハンマー(P99分ピン抜き用)
・カッター(パテの切り出し用)
・M14ネジの何か、サプレッサー等(パテ止め時の位置決め用)
概要基本的にはM14mmジョイントを元パーツと同じ位置に固定できればOK。
ただし、なにもせず固定しただけだとセンターが合わずサプレッサー内にぶつかってしまう。
また、サプレッサーの重みが加わると大きなモーメントになるため固定がずれてしまう。
そこでアウターバレルを追加する。
M14mmジョイントをアウターバレルで延長することで固定範囲を大きくし、モーメントに耐えやすくなる。
また、M14mmジョイントとアウター、アウターとインナーが正確に並ぶため、センターがぴったり合う。
アウターバレルは鋼系素材を使用する。アルミパイプではゲーム中の衝撃で折れてしまう。
作り方(1)ステンレスパイプを切る。売ってるパイプは両端がすぼんでいるのでその部分は使えない。
すぼんだ部分を切り落として、5cmぐらい切り出す。
(2)切った端をきれいにする。ステンレスパイプの端、特に内側のバリをヤスリできれいに削り落とす。
(3)ステンレスパイプにセロハンテープを巻く。ステンレスパイプの端にセロハンテープを巻いてM14ジョイントがはまる様にする。
テープを巻いたステンレスパイプの外径とM14ジョイントの穴の内径を一致させる。
テープを巻くときしわにならないように。
多めに巻いた後、少しずつ剥がしてすっぽりはまるように調整する。
増やす方向で調整するとテープの継ぎ目が段差になるので綺麗に巻けない。
※10年以上まえにセロテープ巻きで調整したデジコンイーグルが未だ現役で稼動中。
たかがセロテープと侮ること無かれ。
(4)P99FSを分解ハンマーと精密ドライバーを使ってピン2本を抜く。
バレルの部分の小さいネジ4本、中ぐらいのネジ4本を外す。
ネジを失くさないように。
(5)M14ジョイントを削る。M14ジョイントとスライド上部が干渉するため、M14ジョイントの出っ張りをヤスリで少し削る。
1mmも削らなくて大丈夫だと思う。
M14ジョイントをバレルの出る穴から出した状態にして、亜鉛のベースをネジ止めして干渉が無ければOK。
ネジ穴をよく確認して止めること。
(6)M14ジョイントにセロハンテープを巻く。M14ジョイントのネジ部の片方にセロハンテープを巻く。
あまり綺麗に巻けなくてもOK。
バレルの出る穴とテープを巻いたネジの外径を一致させる。
(7)インナーバレルにセロハンテープを巻く。インナーバレルにテープを巻いてステンレスパイプの内径と一致させる。
この部分は射撃時にスライドする部分なので今まで以上に丁寧に巻く。
スライドさせるので引っかかり無く動く様に調整する。
先端、中間、後端の三箇所に巻く。

上から順に3箇所にテープを巻いたインナーバレル
先端にテープを巻いたステンレスパイプ
先端にテープを巻いたM14ジョイント
(8)ステンレスパイプにセロハンテープを貼る。後でパテから剥がしやすいように、パテの当たる箇所にセロハンテープを貼っておく。
(9)組み立てる。亜鉛のベースにチャンパーユニットをネジ止めし、その他部品を取り付ける。
(10)パテを練る。パテをカッターで輪切りにする。
最初は仮止めなので、多分5mmもあれば十分。
切ったらよく練る。ムラにならない様に良く練る。
(11)仮止めする。ステンレスパイプをパテで仮止めする。
こんな感じ。

8でセロハンを張った面が下に来るように。
ネジ止めの穴を塞がない様に注意。
また、ベースの横からはみ出さないように注意。
M14ジョイントは削った面が上に来るように。
このままだと正確な位置に固定できないので、仮組する。
(12)仮組みする。パテが硬化するまでスライドを仮組みしておく。

インナーバレルとステンレスパイプがスライドするか時々確認する。
(13)ステンレスパイプを外す。パテが十分硬化(1時間ぐらい?)したら一度ステンレスパイプをパテから外す。


セロハンにはパテが付きにくいので頑張れば取れる。
M14ジョイントに巻いたテープは用済みなので外してしまいます。
(14)本止めする。ステンレスパイプを好みの位置に調整した後、ステンレスパイプとM14ジョイントをパテで塗り固める。
亜鉛のベースをスライドに固定するためのネジ穴を塞がないように注意。
また、スライドのネジ穴部突起とパテが干渉するので要注意。
M14ジョイントの出っ張りより前にパテが出るとM14ジョイントが先頭に来なくなる点にも注意。
私はステンレスパイプとM14ジョイントを取り外しできるように亜鉛のベースとステンレスパイプにセロハンテープを裏向きに巻いて外せるようにしました。
もう一度仮組みしますが、パテがスライド内に付着しないように、パテの上からセロハンテープを貼ります。
とりあえずM14ジョイントを固定

ステンレスパイプも固定
(15)仮組みする。セロハンを貼ってパテがスライド内部に付着しないようにしたらユニットをスライド内に収めます。
この時、スライド内の突起とパテが干渉して組み立てられないはずなので、何度かはめたり外したりを繰り返して干渉しないようにします。
干渉したまま硬化するとユニットが外せなくなるので注意。
M14ジョイントが先端に来るようにサプレッサーを閉め込んで引っ張っておきます。
インナーバレルがスライドするか時々確認してください。
(16)硬化したら完成スライドからユニットが取り外せることを確認したら、全ての部品を取り付けて完成。

加工前

加工後
色々付けてみたプロサイレンサーショート

MP5K用。うまい棒。
HKサプレッサーリアル ダブルフラット

P90に付けてるやつ。手持ちの中では一番減音効果が大きい。
ただし、重い、太くて前が見えない、太くてホルスターに入らない。
STOUT 105

M4につけてるやつ。これぐらいがちょうどいい。
Feather Weight 65

G36Cにつけてるやつ。このサイズだと減音効果は小さい。
P90ハイダー

特に意味は無い
P90TRについてくる竹輪もタップを立て直したら付きました。
30フェザーウェイト110辺りがサイズ的には良さそうな気がする。
サプレッサーとスライド先端が擦るのを改善したい。
屋外でテストできていないので弾道などは未検証。
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