グリップ形状変更編
(1):検討編の続き。
MP5Kの構えやすさ向上のためグリップの形状を変更します。
基本方針:グリップにパーツを追加して握りやすい形状にする・グリップ前方のパーツでグリップの角度をハンドガン(M1911)程度にする。
・グリップ後方のパーツで手のひら全体で重量を支えられるようにする。
・材料は何か黒い樹脂(塗装したくない)
・パーツは接着剤で固定(ただし、本当は取り外ししたい)
とりあえずグリップに紙粘土を盛って調整してみたものの、しっくりこない。
他のハンドガンと同時に構えてみてもやっぱり変。
どうやら主原因は人差し指の角度だったみたい。
比較のためハンドガンとMP5を同時に構えてみます。
比較対照はデジコンイーグル。
ハンドガンとMP5を同時に構えるとMP5がかなり上を向きます。
このとき人差し指は銃身とほぼ平行です。
持ち手を逆にして撮影。
人差し指がほぼ水平になっており、それに伴って銃口が上を向いています。
MP5を単体で構えた時の写真を撮り忘れましたが、人差し指が下を向きます。
同時に構えたとき両手ともハンドガンの角度になってしまうのは、多分指をさすように構える
ほうが狙いやすいって事ではないかと思います。
人差し指が銃身と平行になるようにビーバーテイルの様な部品を追加することにしました。
紙粘土でおおよその形状が決まったので本番用の部品を作ります。
P90のグリップを追加工している方をお手本にして材料はオーブン樹脂粘土のプレモを使って
みます。
開封前のpremo(57g)
通販で買いました。第一印象は・・・ ちっちゃっ。
横から
この量で足りるのか心配していましたが、パーツ3つを作って1/3ほど余りました。
premoの細かい使い方はネット検索してください。
メモ(加熱前)
・ハイチューをよく練ったのより少しやわらかいぐらい。
・練ってやわらかくした後こねてダンゴにしてから造形した。
・手で造形すると指紋が残る。
・指紋を消すために最後はサランラップを押し当てて表面を滑らかにしてみまた。
・型取りしようと思ってグリップに押し当てたら張り付いてしまい型取りにならなかった。
・グリップにもサランラップを敷いとけばくっつかずに済む。
・構えたら力がかかってどんどん変形するので最終的なグリップ感は加熱後でないと判断できない。
・加熱するまで硬化しないので形状検討が簡単。
・形を作ったら銃から一度外して加熱しなければいけないので、この点はパテよりめんどくさい。
(加熱後)
・オーブンレンジ(電子レンジのオーブン機能)で加熱可能。
・ただの電子レンジはNG、パン用のトースターもNG。
・加熱後銃に当ててみたら隙間があった。(型取りミス、加熱前・加熱中の自重による変形)
・加熱後はカッターで簡単に削れるぐらの硬さ。
・一度加熱した部品に加熱前の材料をくっつけて再加熱すれば部品の増設も可能。
・増設した部分は一度に作った場合より外れやすいかも。
完成品がこちら
セメダイン・スーパーXで接着しました。まだゲームに投入してないので接着強度は不明。
接着後にカッターで削って調整してあります。
グリップ上のビーバーテイルで親指の位置を下げて構えたときに人差し指と銃身を平行にします。
グリップ前の部品で中指~小指の角度をハンドガンを構えたときと同じぐらいにします。
グリップ後の部品でグリップと手のひらの隙間を埋めでモーメントを支えやすくします。
ハンドガンと同時でも同じぐらいの角度で構えられるようになりました。
重なって奥が見えない・・・

グリップ感は改善しましたが、まだゲームで使ってないのでなんとも言えません。
続きはこちら
(3):ストック作成編PR